顔に浮腫み 心臓の病で入退院 内臓が弱く 肝機能もの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
宮城県 76才女性 男性80才
老夫婦で生活しております。
今年の暑さは病気がちな私達には堪え、ストレスで鏡を見るとおばけの様です。
主人は心臓の病で入退院を繰り返し、何度も危機を乗り越え、人間の強さを感じます。
私は内臓が弱く、常に顔に浮腫みが出たり、風邪やヘルペス、シミも多く肝機能も良く有りません、
将来が不安ですが主人がまた入院したら大変です。
何とか、この夏を乗り切る方法を漢方の先生に相談しました。
先生より中医学(漢方)的には夏の養生の基本は
1「しっかり潤い補給」
夏は上手な水分補給を心がけ、体内の潤いをしっかり守りながら、「心」の元気を養 うことが大切です。
2「血液をさらさらに」
汗をかいて体内の「水分」が消耗すると、「血」の潤いも不足してドロドロの血液が 原因で心蔵の働きも低下し、体調不良の原因に
3「体内の熱を冷ます」
汗のかき過ぎは、心の働きが低下すると、体内に熱がこもり、イライラや情緒不安定 になり不眠、不調で体力低下、夏バテしやすくなります。
漢方の先生からはこのような「夏の養生」を頂き、漢方薬と食養生を提案されました。
特に身体が老化してくると水分を保つ力が無くなり、ざるの様に補った水分が流れてし まいます、そこで腎を補強し熱を冷ます漢方薬を加えてもらいました。
冷たい冷菓やジュースは止めて、西瓜を勧められました。
涼しい時間の散歩、漢方薬、夏の養生法で少しづつ元気を取り戻して来ました。
中国の皇帝は夏になると避暑に長春に、日本の天皇は軽井沢、那須の御用邸にお出かけになります。
年を重ねると漢方では「陰陽両虚」と言う「元気と温める力も冷やし潤す力」も足りなくなり暑さ寒さの変化に対応できなくなります。
この様に中医学(漢方)の基本は不足した「陰陽」を補い、五臓(心、脾、肺、腎、肝)を調整し、氣血津液(エネルギー、血液、潤い)の循環をよくしてバランスを調整することが重要です。
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